過去に債務整理をした方から住宅ローンの相談を受けることがあります。
現在は、経済的に再起し貯金もできるようになったのでマイホームの購入
を検討しているが、住宅ローンの審査に通るか不安なようです。
このような場合は、まずご自身の「信用情報」を取り寄せましょう。
信用情報機関は、「全国銀行個人信用情報センター」「シー・アイ・シー」
「JICC」の3機関がありますが、住宅ローンの審査が気になる場合は、
この3機関すべてからご自身の信用情報を取り寄せる必要があります。
そこに異動参考情報、例えば「債務整理」「破産申立」「カード強制解約」
等の情報(いわゆる事故情報です)が記載されている場合は、住宅ローン
の審査にはまず通りません。
ただし、前記した事故情報は、登録期間が発生日から5年を超えない期
とされていますので債務整理が終わって5年以上経過しているようなら
すぐに消えるかもしれません。但し、全国銀行個人信用情報センターでは、
官報公告された破産や民事再生の登録期間を「開始決定から10年を超え
ない期間」としています。念のため。
いずれにせよ、ひとりで悩んでいても時間の無駄です。
次の対策のために、まずは信用情報を取り寄せましょう。