住宅ローン特則とは?

 住宅ローン特則とは?
 住宅ローン特則は、住宅ローンの変更を認める制度です。

住宅ローンの支払いが滞ると、抵当権を実行され、住宅を失うおそれが生じます。

しかし、住宅ローン特則を含む再生計画案が認可されると、これに従って弁済している限り、住宅ローンに関する抵当権の実行はされないので、住宅を手放さなくてすむのです。

ただし、この特則は、住宅ローンの残金を減額するものではありませんが、残金全額の一括請求を待ってもらったり、完済までの期限を延ばして毎月の支払金額を少なくしてもらったりするのです。

期限の延長期間は10年以内です。また、70歳までに完済しなければなりません。

もちろん債権者の同意があれば10年以上の延長も可能ですし、70歳を超える年齢での完済も可能です。